IT資格を取得するとどんなメリットがある?転職に役立つ人気の資格15選も紹介

New!2025年5月30日

IT資格を取得するとどんなメリットがある転職に役立つ人気の資格15選も紹介

資格を取得してIT業界に転職したいけれど、種類が多すぎてどれを選べばよいのかわからないという方はいませんか。この記事では、IT資格の主な種類について解説するとともに、転職に有利な資格をピックアップして紹介します。この記事を読めば、ニーズに合った資格が見つかるはずです。

IT資格の主な種類

IT資格の主な種類

IT資格は、国家資格・ベンダー資格・ベンダーニュートラル資格の大きく3つにわけられます。このうち、ベンダー資格とベンダーニュートラル資格は民間の資格です。それぞれの特徴は以下のとおりです。

分類 特徴
国家資格 経済産業省が所管しているIPA(独立行政法人情報処理推進機構)主催の資格です。認知度が高く、転職でも大いにアピールできるほか、有効期限がなく、受験料も比較的安価というメリットがあります。
ベンダー資格 OSやハードウェア、ソフトウェアを提供している企業(ベンダー)が認定している資格です。ベンダーが提供している製品に関するスキルや知識を実践的に習得していることを証明する資格です。
ベンダーニュートラル資格 NPO法人や業界団体などが認定している資格です。特定のOSやソフトウェアに特化していないため、さまざまな環境で応用可能な知識やスキルを証明する資格です。

おすすめのIT資格15選!転職にも最適

おすすめのIT資格15選転職にも最適

ここからは、数あるIT資格のなかから転職に有利なものをピックアップして紹介します。

ITパスポート試験

ビジネスに必要なITの基礎知識を有していることを証明する国家試験です。IT関連の国家資格のなかでもっとも難易度が低い試験ですが、ITを正しく理解し、業務においてITを効果的に活用する力が養われます。

基本情報技術者試験(FE)

ITエンジニアの登竜門とも呼ばれている試験で、ITに関する基礎知識・技術を有していることの証明となる資格です。ITエンジニアを目指す人なら、ぜひ保有しておきたい資格です。ハードウェアからソフトウェア、プログラミングなど出題範囲も広く、バランスの取れた試験です。

Oracle認定Javaプログラマー

日本オラクル社が主催する、Javaプログラマーのスキルを認定する試験です。「Bronze」「Silver」「Gold」の3つのレベルがありますが、プログラマーとして活躍したい方はSilverの取得がおすすめです。SilverはJavaアプリケーション開発の基礎知識を証明する資格で、初心者でも比較的チャレンジしやすい資格です。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

WordやExcel、PowerPointといったオフィスツールのスキルを証明する資格です。一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2種類ありますが、IT系の仕事に就きたい場合は上級レベルの取得がおすすめです。難易度は、ITパスポートと同程度といわれています。

Ruby技術者認定試験

プログラミング言語のひとつであるRubyのスキルを証明する資格です。試験の対象はRubyを使用してシステムを開発するエンジニアや、Rubyを教える講師などです。試験は「Silver」と「Gold」の2種類ありますが、Rubyのエンジニアを目指す場合はまずはSilverの取得から始めるのがおすすめです。

ITストラテジスト試験

IPAが主催する情報処理技術者試験のなかでも、もっとも難関だといわれています。ITを活用した経営戦略の立案および推進に関する専門資格で、取得すればITスキルだけでなく経営戦略も身につくためキャリアアップにもつながるでしょう。

応用情報技術者試験

IPAが主催する情報処理技術者試験のひとつです。ソフトウェア開発やネットワーク構築など、システム開発および運用に関する知識、ITエンジニアとしての応用力や実務的知識が問われます。企業によっては、取得者に手当を支給するところもあり、企業からの評価が高い資格です。

情報セキュリティマネジメント試験

IPAが主催する国家資格です。セキュリティ計画や運用・評価・改善など情報資産を守るために必要な情報セキュリティの知識、および管理能力が問われます。今後情報セキュリティの重要性はますます高まると予想されるため、今後の需要を考えても、取得しておいて損はない資格です。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクト全体の計画および実行・監視・評価を総括する国家試験です。試験範囲はテクノロジー分野およびプロジェクトマネジメント分野、ストラテジー分野など幅広く、取得すればマネジメント職へのステップアップにも効果的です。

シスコ技術者認定(CCNA)

ネットワーク関連機器のベンダー「Cisco(シスコ)」が主催する資格です。シスコが提供する4段階の認定制度の中で、下から2番目にあたる難易度でシスコ製品やネットワークの基礎知識が問われます。シスコ製品はIT業界の評価が高くネットワーク標準とされているため、ネットワークエンジニアを目指す方は取得して損はありません。

G検定

一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)主催の資格です。AIとは何か、どのようにビジネスに活用できるのかといった体系的な知識や基礎的なスキルが問われます。難易度はそれほど高くないため、将来的にAI分野への転職を視野にいれている方はまずはチャレンジしてみることをおすすめします。

データベーススペシャリスト(DB)

IPAが主催する情報処理技術者試験のひとつで、対象はデータベースエンジニアです。データベースの管理、およびそれに基づいたシステム開発・運用・保守に関する専門的知識があることを証明できる資格です。難易度は高いですが、取得するとビッグデータを扱える貴重な人材として市場価値の高い人材として評価されやすくなります。

ネットワークスペシャリスト(NW)

IPAの主催する情報処理技術者試験のひとつで、取得すれば高レベルなネットワークシステムの構築および開発・運用・保守のスキルを証明できます。高度な知識やスキルを有している高度なスキルを証明する資格であるため、ネットワークエンジニアおよびインフラ系エンジニアのスペシャリストを目指す方には最適です。

エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)

スマートフォンや家電などに内蔵されている「エンベデッドシステム」の専門的知識やスキルを有していることを証明する資格です。組み込み系、IoT系のフルスタックエンジニアに転職したい方は取得をおすすめします。

システムアーキテクト(SA)

システム開発を主導する上級エンジニアの証明となる国家資格です。情報システムの全体像について理解し、各業務プロセスの専門的知見を有しているかどうかが問われます。開発系でスペシャリストを目指す方にとって、ぜひ取得しておきたい資格です。

IT資格の選び方

IT資格を選ぶ際は、自分に合った難易度のものを選びましょう。自身の実力以上の難易度に挑戦すると、学習が進まず挫折する可能性があります。

また、就きたい職種や今後目指すキャリアにマッチした資格を選ぶのも大切です。そのためには、自身がどのようなエンジニアになりたいのか、どのような職業に就きたいのかを明確にしておきましょう。

転職活動を有利に進めるには、需要の高い資格を選ぶこともポイントです。業界のトレンドや求職情報をリサーチして、ニーズの高い資格を取得しましょう。

まとめ

IT業界への転職は、資格取得が有利に働きます。希望の職種やIT業界のニーズを事前に洗い出し、必要な資格を取得しましょう。

資格取得後、派遣就業を通じて実務経験を積むのも効果的です。厚生労働省が行う「デジタル人材育成のための『実践の場』開拓モデル事業」では、35歳以上の職業訓練およびスクール受講者に、実務経験を積むための派遣先企業を紹介しています。

求人情報も多数掲載されているため、希望に合った職種を見つけやすくなります。資格を取得して早期にIT業界で活躍したいという方は、この事業を利用してみてはいかがでしょうか。

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