【マンダラチャート】大谷翔平選手が夢を叶えるために使った目標達成シート

2024年4月8日

目標達成に有効なマンダラチャート(マンダラート)をご存知でしょうか。マンダラチャートはプロ野球の大谷選手も学生時代に使用していた目標達成のためのツールです。目標を立てても中々実行に移せない理由は、目標の立て方に問題があるからです。この記事では夢を叶える目標達成シートであるマンダラチャートの概要や使い方について解説します。

大谷翔平選手が使った目標達成シート「マンダラチャート」とは?

マンダラチャートとは、目標を達成するために思考を整理し、具体的な行動目標を立てるための表のことを指しています。プロ野球で活躍する大谷翔平選手も高校時代にマンダラチャートで81の約束を作成し、立てた目標に対して忠実に行動することで、偉業を成し遂げました。具体的には、最終目標をドラフト1位指名に設定し、必要な要素としてメンタルや体づくりなど8要素を抜き出し、さらにその8要素を作るための細かな8つの行動目標を立てていました。ゴールに向かって必要なこと、やるべきことを洗い出し、一つひとつの小さな目標を忠実に守ることで、着実にゴールへ近づいていくことができます。

マンダラチャートの書き方・使い方

【Step1】9×9のマス目を作成

マンダラチャートは9×9のマス目で構成されています。それぞれに目標を記入し、合計81の約束事を設定します。マンダラ(曼荼羅)は仏教で悟りを開いた境地を描いたもので、中心から花開くように広がっていく特徴的な模様をしています。マンダラチャートも中心から目標を広げていくことで、思考の深堀を行います。

【Step2】中央部に「成し遂げたいこと」を書く

マス目の作成が完了したら、マスの中央部に最終ゴールとして成し遂げたいことを記入します。成し遂げたいことは、数値や期限をもちいるなどして具体的なゴールを記入することがおすすめです。例えば資格試験に合格することを目標とする場合、◯月◯日の試験で◯点を取って合格とします。ゴールを具体的に書くことで、その後に立てる行動目標もイメージしやすくなるはずです。

【Step3】中央部から1マス離れた8マスに「成し遂げたいこと」を達成するために必要な「要素」を8つ書く

中央部に成し遂げたいことを記入したら、その周りに成し遂げたいことを達成するために必要な8つの要素を洗い出し、記入します。8つの要素は、心や体の健康、生活の質など多方面から見てバランスの取れた各要素を記入することが大切です。行動目標を立てても健康を害するような無理なものであれば、継続性がのぞめないため達成から遠ざかってしまいます。

【Step4】「8つの要素」を実現するための「8つの行動目標」を書く

8つの要素を記入したら、その要素を実現するための8つの行動目標を書き出していきます。行動目標ですので、今日から実際に取り組めるような具体的なものを記入します。例えば、期日を決めそれに向けて行動することや毎日の習慣として行動することを記入するのがおすすめです。81の全てのマスが埋まればマンダラチャートは完成です。81もの目標がありますので、毎日チェックして確実に目標に近づくためのアクションを実践していきましょう。

マンダラチャートのメリット


マンダラチャートの特徴は、一つの目標に対していくつもの要素や行動目標を立てることで、効率的に目標を達成しやすくなるメリットがあります。具体的な行動まで落とし込むことでやることが明確になり、アクションに対する日々のモチベーションも向上するからです。やることの優先順位をはっきりさせることができ、思考の整理にもなるため、無理なく取り組むことができます。

マンダラチャートのデメリット

マンダラチャートは日々の行動が明確になるため目標に近づくことができますが、適切な使い方を知らなければ、マスを埋めるだけで行動できないケースもあります。行動できなくなる理由としては、目標に具体性がないからです。例えば貯金をするのに節約することを目標にしても、節約のために何をすれば良いかわからないため、結局は節約も貯金もできないといった事態に陥ってしまいます。いつまでに何をどのようにしたら節約になるのか、まで考える必要があります。

マンダラチャートの作成ポイント

全てのマスを埋める

マンダラチャートの効果を最大限発揮させるためには、81あるマスを全て埋めることが大切です。マンダラチャートは深く思考し情報を整理するのに適したツールですので、マスが埋まらないということは、深い考えに到達できていないあらわれとも捉えられます。頭をフル回転してアイデアを出しましょう。

どうしても埋まらない場合は中心のマンダラチャートを変更する

どう頑張っても空欄のマスを埋められない場合は、中心のマンダラチャートを変更するとよいでしょう。中心の項目が抽象的で曖昧であるとアイデアが出づらくなるため、数値や期日を入れるなど、より具体的な項目に変更することをおすすめします。

目標は具体的に書く

マンダラチャートを使って目標を達成するためには、具体的な目標を心がけて記入を進めていきましょう。前項したとおり、抽象的な目標では何をすればよいかイメージできなくなるからです。「節約をする」ではなく、「月末までに格安SIMに切り替える」の方が行動しやすいはずです。

目標・目的の違いを理解する

目的は最終的に到達したい終着点のことを指しており、目標は目的を達成するための具体的な手段を意味する言葉です。両者の違いを明確に理解することで、効果のあるマンダラチャートを作り上げることができます。

達成したい目標ごとにマンダラチャートを作る

目的を達成させるには、一つの目標ごとに一つのマンダラチャートを作るようにしましょう。一つのマンダラチャートに複数の異なる目標があると、やることがブレてしまい、ゴールへの到着が遠のいてしまうからです。効率的に最短ルートでゴールに向かうために、やることを絞ることが大切です。

やることの定量化と期日を決める

目標に向けていますぐ行動をおこすためには、具体的な目標を立てる必要があります。やることを具体的にするのに必要なのは、定量化と期日を決めることです。目標を数値化していつまでに達成するかを設定することで、やるべきことが明確になり、目標達成に向けて集中力を高めることができます。

マンダラチャートは仕事でも活かせる!

目標達成に向けて効率的なアクションを可能にするマンダラチャートは仕事でも活かせます。資格取得や成果獲得、スキルの学習など、仕事における目標を見つけた際はぜひマンダラチャートを活用してください。具体的な行動目標を定めることで、モチベーションの維持にもつながります。

まとめ

マンダラチャートは仕事や私生活問わず活用できます。人生をより豊かなものにするために、ぜひ試してみてください。

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